2012年5月8日火曜日

音楽の専門学生なんですが…

音楽の専門学生なんですが…

音楽の専門学生です



私は今、音楽の専門学校に通っています。(なんとなく場所はわかってしまうとおもいますが;笑)



音楽の専門学校、ということで、音楽の勉強もするのですが、この学校の授業は授業によってレベルに差があったり

本当にこれでいいの?という内容だったりして、授業に対していまいち納得できません。



なので、私は音楽を独学でやっていくことが必要だと感じ独学をはじめようと思っています。

ですが、どこから何から始めたらいいのやら…という状態です。



とりあえず、聴音は毎日やっているのですが、それ以外をどのようにどこから勉強したらいいかわかりません。



アドバイス等、お勧めの勉強方法がありましたら教えていただきたいです。



よろしくおねがいします。







音高・音大を出て作曲・編曲や吹奏楽の指導をしている者です。

専門学校と自分の行った音高や音大との授業の違いは判りませんが、少なくとも大学時代も高校時代もそこにいる生徒・学生の音楽の知識レベルは様々でした。専門の実技(例えば、ピアノや管弦楽器など)に長けている人もいれば、理論だけは誰にも負けないという人もいる。そんな中で全員まとめて授業するというのは、学校サイドも結構難しいものだと思われます。私も実際に高校(普通科の)の吹奏楽の指導をしますが、生徒によってレベルは様々。中学の時に吹奏楽をやっていた経験者もいれば、高校に入ってから初めて楽器を持つ本当の初心者もいる。その場合、指導はレベルの低い生徒に合わさざるを得なくなります。その子の成長に合わせて(早く成長させるための努力はもちろんしますが・・・)吹奏楽部が成長して行くことになってしまいます。

質問者様は、専門学校の中でも結構知識やスキルが上の方なのでしょう。質問者様が「そんなこと知っている!」というようなことでも、「初めて知った!」という人もいるのだろうと思います。なので、学校での「知っていること」の授業は復習程度に、でもちゃんと聞きましょう。自分の知識で「勘違いしていた」なんてこともありますから・・・。

さて、独学で勉強することは良いことだと思います。音高や音大でも100%のことは教えてくれませんでしたから、疑問に思うことはすべて自分で調べる、それでも判らなかったら先生に訊く。私もそうしていました。質問者様が何を目指して音楽を勉強されているのかにもよりますが、勉強することは、まず音楽理論(楽典)、ソルフェージュ(聴音、新曲視唱)、ピアノ(ハノン、曲、初見演奏など)、音楽史、和声法(併せてコードネームも覚えるとあとあと良いです。ちなみに音大では私の時は教えてはくれませんでしたが・・・)などなど、色々ありますね!でも、これらはもちろん重要ですが、質問者様がもし私の生徒だったら、迷わず「アナリーゼ」を勉強させます。クラシックでもポピュラーでも構いませんが、曲を分析するのです。最初は機能和声を使った時代のクラシック(ロマン派くらいまでが無難)のピアノ譜が良いでしょう。それは、楽譜の譜割がきれいでコードの付け方も機能和声にほぼ準じているからです。(一部例外的なものもありますが・・・)。アナリーゼをやっていく内に、いろいろな疑問が生まれるはずです。和音のこと、記譜法、非和声音、その作曲者の生い立ちなど、知らないことがたくさんです。その都度解らないことを調べて行くことによりさっきいろいろ書いた勉強すること(楽典、ソルフェージュなど)のスキルを知らず知らず内に高めていくことができると思います。私は自分の生徒にはこのような指導をします。(我流ではありますが・・・)自分でしっかり分析した曲をピアノで弾いてみると、今までとは違った「愛着」とか「なるほど!」とか「こんな気持ちで作曲された曲なんだ!」とか、新鮮さがいっぱいですよ!ピアノの基礎練習だけはそれとは別に続けてくださいね!以上、本当に我流ではありますが、私なりの音楽指導方法でした。頑張ってください。

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