2012年5月8日火曜日

絶対音感について

絶対音感について

私は幼少の頃からピアノやソルフェージュをやっていたので

聞いた音の音階が分かります。

5,6歳までに音楽を始めると絶対音感が身に付きやすい、

と聞いたことがあります。

友達の多くは小学校に入る前からピアノやエレクトーンを

していました。この前、聞いた音をドレミで言える?と

聞いたら、パートに分けて楽譜に起こせるという人から

単音なら分かるなどレベルの差はありましたが、みんなが

基準の音がなくてもドレミで言える、と言っていました。

専門で音楽に携わらない限り、特に必要もないものですが、

幼少から音楽に触れることができれば、かなりの割合で

身に付くものと考えてよいのでしょうか?







絶対音感の割合については、こちらに回答があります。



http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1079892595



朝倉書店の『音の百科事典』には、絶対音感の割合は一般大学で3%いると書いてあります。面白いことに、知恵袋の回答者のうち絶対音感保持者は、「絶対音感保持者は意外に多い」という意見が強く、しかも学者の研究とおおむね合致する回答をします。



あなたも、音を単独で与えられて、それがなんの音であるのか分かるのならば、絶対音感保持者なのでしょう。そういう人は、基本的に音が正しい高さで記憶できます。



聴音というのは、あなたもソルフェージュをやっているのですからよくご存知のことでしょう。ただし、音楽学校でやる聴音と、幼児教育でおこなう聴音とは、決定的な違いがあります。それは、前者には基準音があるのに、後者には基準音がないのです。

後者の基準音がない聴音は、幼児だけを対象とした絶対音感教育のためのもので、絶対音感のない人は当てることが出来ません。








絶対音感を甘く見ないで下さい。あなたの言う音階が判る程度は相対音感です。楽器を演奏できる人なら誰でも持っている力です。よく絶対音感を持っているって言う人は、音が判る=絶対音感だと殆ど勘違いや思い込みで聞いた音階すら理解できていない人です。絶対音感を訓練で完全に習得する事は不可能と言われてます。楽器の音なら相対音感で聞き分けが十分できますよ。絶対音感の保持者なら小鳥の囀りや汽笛なども聞いた瞬間に判別できる能力。







音感とは聴いた音の高さを判断できる能力。もう少し狭く定義すると、音階にあてはめて判断して、音名で表現できる能力です。

音感には、絶対音感と相対音感があります。排他的なものではなく両方を併せ持つことができます。

相対音感は、音の高さの違いを感じて、その違いを元に音階にあてはめて音名を判定します。音名が既知の基準となる音と比較することが必要です。また基準となる音の高さが変わっても対応が可能な音感です。調律が変わっても、調が変わっても対応できます。

絶対音感は、音の高さを正確に長期記憶していて、その音の高さの記憶と比較することで音名を判定します。相対音感に必要な基準音を脳内に正確に記憶しているとも言えます。基準音との比較は相対音感で行っているのかもしれません。相対音感がない人は、調律の異なるわずかな違いを許容できずに「気持ち悪い」と表現したり、調が変わると理解不能になって、移調や移動ドに対応できないという……本当なんでしょうか。

絶対音感に必要な音の高さを正確に長期記憶する能力は、幼児期を過ぎると失われてしまうとされています。そのために5・6才までに音楽を始めると、特にピアノは正確に調律された楽器は誰が弾いても正しい音の高さで鳴りますから、これを聴くことで音の高さを音名と結びつけて記憶できるということになります。バイオリンや管楽器は、正しい音感がなければ演奏不能・下手糞になりますけどね。ところがピアノ……これ音を聴かなくても演奏できてしまうんですね。機械的に楽譜に従って弾いているだけ人は音感を習得していない可能性があります。



聴音の能力は、絶対音感でやっているのか、相対音感でやっているのか、それは分かりません。相対音感で判断するための記憶が忘却して、基準音がまったくない状態で判断できれば、絶対音感と言えるかもしれません。

パートに分けて楽譜を起こせる~単音なら分かる~ピアノの白鍵で特定の範囲なら分かるまで、これは音感の種類ではなく、音感の能力・精度・同時処理能力と記憶力の問題です。



聴音 ウィキペディアには ソルフェージュの項目に、聴音の説明があります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E...

>聴音とは、音を聞いて楽譜に書き取ることである。

ただ、この聴音って、基準音が与えられる相対音感でやれるのか、基準音なしで絶対音感でやるのか、わかりませんね。どっちなんでしょうか。







残念ですが、あなたに備わっているのは絶対音感ではなく、

聴音能力です。



>幼少から音楽に触れることができれば、かなりの割合で

>身に付くものと考えてよいのでしょうか?



たいていはそのようになるでしょう。







身につきやすいそうです。

しかし、完璧なものではないこともあるそうです。

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