バイオリンで曲を弾くとき、初見でテンポを維持する能力をつけるには・・・
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1317175368でテンポを維持する方法を教えてもらい
練習しているのですが、今の実力では4拍の曲の楽譜を見て
1小節ごとに「ここは2分音符にタイで8分音符が1つ付いて、そのあとスラーで8分音符が3つあるから・・・」
「タア、アア、アタ、タタだね。」とか「次の小説は4分音符、2分音符が1つずつで8分音符が2つだから・・・」
「タア、タア、アア、タタだね。」などと考えて整理してから弾いています。
ところがバイオリンの先生は「知らない曲だな」と言いながらもいきなり初見で正確なテンポで弾いているので
何か別のテンポの考え方で弾いているのではないかと思っています。
推測では、一番短い音符を頭で刻み、伸ばすところもすべて「タタ、タタ」と頭の中でカウントしつつも
右手はゆっくり動かす練習を繰り返し
「タを5つまでカウントしたら弓を返してスラーでタタタ。」なんてイメージかなと思っているのですが
実際はどうなんでしょうか。
できるだけ応用の効くような、テンポ刻みを身に付けたいのですが
どんな考え方(イメージ)でテンポを刻む練習がオススメでしょうか。
先生に聞けばいい、と思われるかもしれませんが
先生はとても説明下手なので、あまり細かいことは聞けないのです・・・。
私の場合は初見(新曲宿題)の時、難しい所はいきなり弾かずに、まず鍵盤で弾いています。
ソルフェージュは鍵盤で訓練した方が簡単ですので。
鍵盤は安いキーボードでも何でもいいと思います。
鍵盤で弾くのも難しい場合、タンタタ・・・と言いながらまず手や指でその拍子を打つとか、拍子を歌ってみるとか。
子供のころ、良く分からない時には、1拍ずつ楽譜に線を引いて区切ってみたりもしました。
鍵盤で確認したら、今度はバイオリンで。
難しい曲では最初はスラー抜きです。まず拍子ができるようにして、それからスラーをつけてみる。
って感じでしょうか。
「次の小説は4分音符、2分音符が1つずつで8分音符が2つだから・・・」
とは考えてないです。私は速さで考えていると思います。4分音符→8分は速さ倍!とか。
あとは1小節に辻褄あうように入れることだけ考えてる感じですね(^^;)。
慣れてこれば、辻褄あってない時、弾いてて気持ち悪いので「あれ?どっか違う?」と気づくようになると思います。
和音が違ってると気持ち悪い・・・というのと同じ感じです。
でも、先に鍵盤で確認しておけば、あまり数えなくても音楽を覚えているので大体できると思います。
(というか、私は頭の中で数えていると、演奏にまで拍が出てしまいますので(^^;)、先生に注意されます。なので、理詰めで考えるより、音符の長さの関係は体で覚えた方がいいのかな・・・と思っています。)
鍵盤でやっているとだんだん初見バイオリンでもできるようになってきますよ。
時間かかりますが(2~3年)。
レッスン時間のうち、毎回10~15分、先生にソルフェージュを取り入れていただくようにお願いするとか、
半年くらいソルフェージュだけを別に習いに行くという手もあると思います。
一朝一夕にはできるようになりませんが、訓練で必ず上達しますから、頑張ってください。
自分でカウントを取りながら練習していると、つい自分勝手なテンポ(簡単なところは順調に、もしくは早めに、難しいところは遅めに)をとってしまうものなので拍をとるのはメトロノームを使います。
それと同時に必ず何拍子であるかを感じています。
3拍子ならブン・チャッ・チャッのブンをあわすようにするのです。
メトロノームは電気のものより振り子のものの方が次の拍を予感しやすいのでやりやすいです。
できるだけ応用の効くような、テンポ刻みを身に付けたい
とのことですが、「応用」といわれるとおり「基本」ができていなければ「応用」は難しいです。
急がば回れです!
まずメトロノームにあわせる練習をします。
簡単な楽譜(初見にはなりませんが知っている曲でもいいので)を使ってメトロノームに合わせてみてください。
これは歌ってみても鍵盤をたたいてみてもすぐにヴァイオリンでやってみても構いません。
私は感じた拍をそのまま楽器に伝えるには(多少難しくても)最初からヴァイオリンでやったほうがいいと思います。
それが的確にできるようになれば徐々に曲を難しくしていけばいいです。
どこかでひっかかる・弾きにくくなるところがあると思います。
質問文を読むと、タイで拍が伸びたときではないでしょうか?
もしそうであれば、タイをはずして考えてみてからタイでをつなげてみればわかりやすいです。
もちろんそのときもメトロノームを使います。
始めのうちは自分で一生懸命考えて体を動かそうとしているときにカチ・カチなり続けるのでのでイライラしますが、
これも訓練だと思ってください。私も何度メトロノームを壁に投げつけようとしたことか・・・。
どんな先生でも最初っからリズムが取れたのではありません。
皆さんそれなりに訓練して身につけられたことなのです。
とりにくいのは最初だけです。一度わかってしまえばあとは楽です。
ただ、どんなリズムでも取れるようになったのではないので、また弾きにくくなったら今度はそのレベルでメトロノームとお付き合いしてください。
初見で弾く力がついたことがだんだん実感できるようになりますよ。
努力すれば必ず身につく技術です。がんばってください。
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