2012年4月29日日曜日

二十歳を過ぎたら作曲できない??

二十歳を過ぎたら作曲できない??

↑のようなことを耳にしたことがありますが、どう思われますか?



ちなみに僕は小さいころからピアノを習っていてソルフェージュの訓練をしてもらったため、絶対音感や相対音感などが基本的にあります。

ですが、クラッシックの作曲を本格的に先生について勉強し始めたのは二十代半ばのことです。

また、単調の曲に触れることが少なかったため、f mollやgis moll.b mollなどで曲を書かねばならないとなると、困ってしまうことがあります。a moll, d moll, c moll, g mollなどは大丈夫なのですが。

これは、年齢的限界でしょうか?それとも訓練不足であり、訓練次第で克服できるものなのでしょうか?





PS.成人後、本格的に作曲を志し、大成した作曲家ってご存知だったらお教え下さい。

よろしくお願いします。







まず、音感(絶対音感等・・音楽用語でいうソルフェージュ能力)と作曲能力は、基本的に別物です。現在活動している知人の日本ではかなり名の知れた作曲家は調音はまるでダメ、ピアノも弾けません。でも、数々の音楽で作曲賞などの入選されています。たしかにソルフェージュ能力は若い時に鍛えたほうが良いのは確かです。しかし、ソルフェージュ能力は作曲の助けにはなっても、それだけがあっても全然、「良い曲がかける」ということと関係がありません。まず、それを前提として、作曲家が、早熟である・・というのは一部であって晩成型の作曲家も数多くいます。有名な例ではブルックナーや、ヴォーン・ウィリアムズなどがそれにあたるでしょう。作曲家ほど始める年齢とか、そういうものが関係ないものはないのではないでしょうか?むしろ、年輪をくわえることによりより深いものが創れる可能性もあるのではないでしょうか?

補足ですが・・・何調で書かなくてはいけない・・・というのは、アイドルの歌謡曲ぐらいなものです(笑)

自分でこれは、と思うキーで書けばいい。必要ならあとで、移調すればいいことです。

ただ、絶対音がある場合、「どうしてもこの音」となる傾向が強いようですが、その場合でも気にすることはないし、

現在主流のクラシック音楽は、そもそも、調性もあいまいだったり、なかったり、著しく転調が多かったり・・します。








短調 (X単調?) についてはたぶん訓練不足。♯♭が少ない曲が得意ということは多い調で弾いてないのでメロディーが出てこない。f moll で普段弾いていればその調で出て来る。



年齢は20というより働き出して疲れて夜一時間だけさあ作ろうと思っても出来ないかもしれない。



音楽家になってよく弾き、よく聴き、普段から曲を作る練習をすることだけど、これがなかなか難しい、、、

演奏家になってもその他のことをする余裕があるかどうか???







作曲は知的な作業だから、20くらいじゃあ全然年齢制限にはならないでしょう。

ピアノとかヴァイオリンなんかは20からじゃかなり難しいでしょうが。







>クラッシックの作曲を本格的に先生について勉強し始めたのは二十代半



先ず、何より「クラシック」の言葉の意味を理解しましょう。

クラシックとは「古典音楽」のことです。

モーツアルトやバッハやベートーベンのような、大昔の作曲家が作った音楽のことです。

「クラッシックを作曲したい」って・・・言葉が変です。

よく久石譲さんが、オーケストラで作ったアニメ映画用の壮大な音楽のことを「クラシック」と言う人が居ますが、間違いです。

それらは、交響曲(シンフォニー)と言うべきですね。

この表現なら、オーケストラ編成で作曲する限り、古今東西関係ありません。



アメリカの昔のジャズの人で、グレン・ミラーと言う人が居ますが、この人は

トロンボーンプレーヤーで、また最初はビッグバンド編成向けの編曲を主にやってましたが、

あの名曲「ムーンライトセレナーデ」は、彼が結婚後、私生活の中で

作曲の先生に付いて宿題で作った曲です。

二十歳過ぎても、やる気と音楽に対する情熱があれば、

壁は越えられるのではないでしょうか?



がんばって下さい^^







なにをもって「作曲」あるいは「作曲家」、「大成」というかで、話が違ってくるけど、

たとえば、30歳になって初めて正式に作曲を習ったボロディン、とか、そのクラスの作曲家なら、何人もいるよ。

モーツァルトやベートーベンクラスになると、「二十歳を過ぎて作曲の勉強をはじめた」人は知らないけど、別に、そういう人の前例がなくたって、自分が最初の例になっちゃえばいいじゃん。



もし「大成」することを望んでいるなら、

すばらしい作品の作曲に必要なのは、作曲の勉強をはじめた年齢とか、絶対音感とか、そういうことより、もっと別の問題を考えないと。

いくらベートーベンみたいな作風の大作を作曲できるようになっても、それは職人としての能力がついただけで、ベートーベンやブラームスの交響曲や室内楽曲のような大作をいくら書いても、「なんだ、ベートーベンみたいじゃん」とか「ブラームスだな、まるで」で終わり、誰も相手にしてくんないよ。いま真摯に作曲に取り組もうとしている作曲家は、オリジナリティーという点で奮闘しているんだと思う。これまでにない音楽、でも奇をてらったようなもんじゃなくて、本当に美しくみんなの心に訴えかけるもの、そういう音楽は、いったいどういう音楽なんだろう、とか、そいういう感じ。

長調とか短調とか、そういうの、あんまり関係ないんじゃない?







短調すべてが苦手ならわかりますが、相対音感があるのでしたら、調は関係ないかと。

c mollで作曲して、移調すればいいのでは?ピアノの鍵盤で弾きやすいかどうかは別問題として。







作曲家は知らないが、20歳でサックス始めて、30歳でプロになった人がいます。

その人いわく、音楽が上手くなるのは20歳を超えてからだ、らしいです。

なぜかというと「モテたい」という欲求が具体性を持ってくる年齢だからです。やはり結婚などを意識し始めるのでしょうか。

モテるために楽器を練習し、その結果プロになっちゃう、それはそれで良いことじゃないでしょうか。



まあたぶん作曲も大丈夫でしょう。

指の訓練ではないですからね。

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