2012年4月29日日曜日

吹奏楽でチューバを3年やっています。 2こ㊦の後輩がいるのですが低い音になると...

吹奏楽でチューバを3年やっています。

2こ㊦の後輩がいるのですが低い音になるとかなり音が汚くなってしまいます。

そしてすべての音がかなり低いです。

どうすればいのでしょうか。

解決法などあれば教えてください。







そういう状態を、一般的に「ソルフェージュ能力が低い」と言います。

ソルフェージュの内容自体、とても単純なものですが、音楽の基礎要素がたくさん詰まっています。



ソルフェージュは頭で音程を捉える訓練です。

音程がそんなにひどくない奏者も、自分が吹けないフレーズを試しに歌ってみると、

音程が全く取れない場合があります。

金管楽器の場合、一つの運指でたくさんの音が出ます(開放でB♭、F、D、etc...)から、

頭の中で音程を捉えないと、下手すると違う音が出るということになるのです。



ソルフェージュの有名な教材は、「コールユンブンゲン」という教材です。

高くないので、部全体としても取り組める教材ですよ。

これをド唱法で歌うだけで、だいぶ音程は改善されます。



もっと身近な取り組みとしては、B♭のスケールを

歌う → マウスピースで吹く → 楽器で吹く

というのを根気強く繰り返すのも一つです。

そのときは、絶対に先輩がキーボードか何か、正確な音程の出るもので

きちんと音程を提示してあげて下さい。



また、全ての音が低いということは、楽器のコンディションが関係しているかもしれません。

修理が必要な箇所が無いかどうか、一緒にチェックしてあげて下さい。



低い音が汚くなるのは、口の容積の取り方が狭いからだと思います。

高い音、低い音をそれぞれ歌ってみて下さい。

低い音のときは、口の中をたっぷり取りませんか?

それは楽器でも全く同じことです。

しかも、低い音を歌っているとき、頭の中では低く狙おうと思っています。

楽器で吹くとこのイメージが疎かになるので、

きちんと低い音だということを意識して吹くことが大事です。

10mくらい前方の下に目線を向けることをイメージするとよいかもしれません。








とにかくロングトーンの練習です。

低い音は念入りに。お腹で支えてしっかりと音を出す。などなど。



1日2日で音がクリアになることはありませんが、

1ヶ月、3ヶ月としっかりと練習を続けると、必ず音が澄んでくると思います。

頑張ってください。

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